このページでは「長方形グリッドツール」を利用して水滴を作っていこうと思います。
 この方法はITmediaの「Illustratorでしずくの作り方」でベストアンサーになっていた回答のしずくの作り方を管理人が実践してみて記事にしたものです。

今日は丸と三角の組み合わせ以外の方法で水滴を作ってみよう。


 実はリンク先の文章を読んだだけではちんぷんかんぷんだったのですが、実際に作ってみると、意外と少ない手順で作れるので紹介をしてみようと思います。
 手前味噌ですが、画像を使って説明したものを参考にしてもらえば簡単に作れると思います。
 この方法はパスの変形の勉強にもなりますし、なかなか味のある水滴を作ることができますよ。

1.

「長方形グリッドツール」を使って、3×2の升目をつくります。
サイズに関しては、完成した水滴を自由に拡大縮小できるのでなんでもいいです。
今回は計算が楽そうな100㎜×100㎜で作ろうと思います。



2.

作った升目を選択して「表示メニュー」内にある「ガイドを作成」項目を適用してあげて、ガイドにします。
ガイドにしないでロックをしてあげるだけでもいいかもしれません。


3.

升目ガイドと同じ大きさ(100㎜×100㎜)の円を作って升目ガイドの中心においてあげます。
作り方の参考。スマートガイドを利用してガイドの左上のアンカーからシフトを押しながら右下のアンカーまで引っ張る感じでいいと思います。
100㎜×100㎜の円を別に作って、「整列パネル」でそろえるのもありですね。


4.

ここからが、説明が難しいところ。
まずは「ダイレクト選択ツール」円の上部のアンカーポイントをクリックします。
アンカーポイントが○から●に変わるね。


5.

そのまま「アンカーポイントの切り換えツール」に持ち替えて、画像のように一番左下の四角の右上の角まで引っ張っていきます。

6.

同様の手順で反対側も引っ張ろう。



7.

ここもちょっとだけ注意が必要なポイント。
「ダイレクト選択ツール」に再び持ち替えて、尖がった頂点以外をぐいーんと囲んでまとめて選択します。





8.

頂点以外が選択された状態で、上のメニューの「オブジェクト」→「変形」→「移動」と進んで、垂直方向50mm移動させましょう。

プレビューを見ながらやれば楽勝ですね。




9.

もう水玉っぽい形になりましたが、もう少し丸みを持たせようと思います。
今度は「ダイレクト選択ツール」で画像のように2つの線分を選択します。
Shiftキーを押しっぱなしにして、ポチポチとそれぞれの線分をクリックしましょう。
線分の範囲ならどこをクリックしても大丈夫ですが、頂点などのポイントをクリックしないように気をつけましょう。

うまく説明できているか不安です。



10.

2つの線分が選択された状態で、上のメニューの「オブジェクト」→「変形」→「移動」と進んで、垂直方向-20mm移動させると、画像のように丸みを帯びた水滴上のオブジェクトができました。
今度の移動はマイナスを付け忘れないように!



11.

あとは色を水色に塗ってあげて完成です。

ちょっと独特の形がいい感じ。



おまけ.

伸ばしたり、色を変えたり、いろいろ遊ぼう。
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